Re:Birth

Livin' as an ice-age-generation

2019-01-25から1日間の記事一覧

10.長い旅を終えて

長い旅を終えて 昨年のヨーロッパに続いて北米、東南アジア、インド、トルコと北半球を一周し、日本国内も行きたいところはすべて行くことができ、欲しいものも一通り手に入れた。これで私の夢はすべて叶えることができた。 小説や映画であれば、ハッピーエ…

9.インド、トルコ、タイ、沖縄一人旅

アメリカから帰国後、次はインド(コルカタ、ブッダガヤ、バラナシ、ニューデリー)→トルコ(イスタンブール、カッパドキア)→タイ(バンコク)→沖縄(宮古島、石垣島)の順に旅に出かけた。 インド 最初に降り立ったインドの都市コルカタ(旧カルカッタ)は…

8.国内、アメリカ一人旅

国内一人旅 50日間のヨーロッパ旅行から帰国すると、今度は国内旅行に出掛けた。北海道(函館、札幌、小樽、摩周湖、屈斜路湖、網走、知床、釧路)、九州(福岡、長崎、軍艦島)、軽井沢、瀬戸内海(直島、豊島) など今まで行きたかった場所を訪れた。 国…

7.ヨーロッパ一人旅

ヨーロッパ一人旅 まずは、ヨーロッパ12カ国20都市を主に列車で旅することにした。 【訪れた国と都市】 イタリア(ローマ、フィレンツェ、ヴェネチア、ミラノ)→フランス(ニース)→モナコ公国→スペイン(バルセロナ、マドリッド)→ポルトガル(リスボン…

6.転換期

再出発 新しい職場は、入居者数150名、職員数約40名の「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」だった。 以前勤めていた有料老人ホームに比べて規模が大きく、入居者さんのタイプも仕事の進め方も違って戸惑うことが多かったが、個性的で楽しい仲間に…

5.自殺

自殺未遂 次の仕事を決めずに辞めてしまったものの、しばらくの間は何もしたくなかった。布団に入ったままじっとしていると、部屋の窓から食器を洗う音や井戸端会議の笑い声など生活の音が聞こえてきた。それを聞いていると、自分だけ世の中から取り残された…

4.社会復帰

介護のしごと 介護の仕事は初めての経験ばかりで戸惑うことが多かったが、良い先輩に恵まれて順調に仕事を覚えていった。有料老人ホームは比較的裕福な方が多く、元キャリア官僚、元大企業役員、作家などいろいろな人がいて人間関係の相関図は毛細血管のよう…

3.ひきこもり

ひきこもり しばらく暗い冬眠生活のような日が続いた。髪は伸び放題で体重も増え、タバコまで吸うようになった。 気の抜けたぬるいビールをすするような後味の悪い気分で目覚め、夜中に活動しては明け方に眠るという毎日を送っていた。 私にとって昼間の光は…

2.不登校時代

不登校時代 転校先の学校は、田んぼと畑に囲まれた辺鄙な学校だった。新しい学校になって私服に変わり、集団登校に変わり、通学路が2Kmほどもあったりと以前に比べてまったく変わってしまった様子に「ああ、ついに違う世界に来てしまったんだな」と実感した…

1.少年時代

自己紹介 私は1979年生まれのいわゆる氷河期世代。 簡単に経歴をご紹介すると、 バブル絶頂期の少年時代、不登校、受験戦争、ひきこもり、バブル崩壊、就職氷河期、非正規雇用、ブラック企業、身近な人の自殺、自殺未遂、介護、株式投資、アベノミクス、…